Research
研究
これまでに行ってきた研究は、(1) 個人の人生の記録(人物に関連する情報の蓄積)、(2) 図書館における情報検索、(3) 日本人の歌の記憶と好み(休止中)に大別されます。
大学院における村上研究室の研究テーマは「情報検索(情報の抽出と整理)」です。 研究室では大学院生等を受け入れています。ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせ下さい。
(1) 個人の人生の記録(人物に関連する情報の蓄積)
個人の人生を記録(人物に関連する情報を蓄積)することにより、情報学的に「人物(自己と他者)の理解」と「人生(よく生きること)」を支援したいと考えています。
テキスト・データからの人物(自己と他者)の理解
テキストやデータを情報源として人物を理解する手がかりを抽出することにより、該当人物を理解することを支援します。 個別課題として、(a) 個人の外化記憶の構築(Memory-Organizer)、(b) Web人物検索、(c) 政治家の意見抽出などの研究を行っています。
個人の外化記憶構築システム Memory-Organizer
人間の情報処理過程をコンピュータ上に疑似的に蓄積することにより、自己の理解と、記憶の想起や個人的な情報へのアクセスを支援します。
Web人物検索
Web人名検索結果を要約・可視化することにより、該当人物(自己と他者)の探索と理解を支援します。
Personal Time Machine Project
日記、写真、各種履歴データ(体調、旅行、ショッピングなど)などを収集して、個人の懐かしいタイムマシンを作ることを目指しています。現在の技術や環境ではシステム化が難しい部分について、日々データ蓄積を行っています。
FamilyRetriever: パーソナルアーカイブ
人物に関連する情報を蓄積してを後世に残すための社会的なしくみを検討しています。プロトタイプの一つとして、法律に基づく親族検索システム FamilyRetriever を試作しました。
(2) 図書館における情報検索
図書館における情報検索に取り組んでいます。(a) 件名や分類を用いた情報検索、(b) 著者名検索、などの研究を行っています。
Subject World - 主題の世界 -
Subject(主題/件名)による図書館資料をはじめとする情報検索のために、世の中に存在する用語(概念)体系の統合、可視化を目指しています。扱う概念体系として、図書館の世界に存在する件名や分類を対象としています。
(3) 日本人の歌の記憶と好み(休止中)
所属学協会(五十音順)
- ACM (Association for Computing Machinery, Inc.) 会員(1998-)
- ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会 専門委員(2012-)
- ASIS & T (Association for Information Science and Technology) 会員(2005-)
- SIG Digital Libraries (Special Interest Group on Digital Libraries) 会員(2015-)
- Asia Pacific Chapter 会員(2015-)
- Information Retrieval Facility 会員(2010-)
- 言語処理学会 会員(2007-)
- システム制御情報学会 会員(2015-)
- 情報処理学会 会員(1995-)
- 人文科学とコンピュータ研究会 会員(2001-), 運営委員(2001-2003, 2005-2009), 幹事(2003-2005)
- 情報基礎とアクセス技術研究会(旧名:情報学基礎研究会)会員(2005-), 幹事(2019-2023)
- 人工知能学会 会員(1995-)
- 日本音楽知覚認知学会 会員(1999-)
- 日本心理学会 会員(1997-)
- 日本図書館協会 会員(1998-)
- 図書館学教育部会 会員(2003-)
- 日本図書館研究会 会員(1998-)
- 日本図書館情報学会 会員(1998-)
- 研究委員会 委員(2002-2008, 2017-2020)
- 日本認知科学会 会員(1996-)
- ヒューマンインタフェース学会 会員(2009-)
- 論文誌編集委員(2012-2015), 評議員(2013-)